住民人口を増やすには

「自分の街の住民人口がなかなか増えない」
「もっと住民の人口を増やしたい」

このような悩みを持つ方に読んでもらいたい内容です。

経緯

先日、もきゅり庵さんよりある期間での、街ごとの住民人口と住民売り上げのデータを頂きました。この二つの相関をとってみたところ、強い線形相関を示しました。

住民の数を増やすには、より多くの店舗を誘致し、商品を多く住民に売る。これが定説となっているように感じます。しかし、もしかすると住民売り上げを増やすことが住民の数を増やす方法ではないか、そう考えたため、今回の記事を執筆させていただきました。

　　　　　　　　　　　　　　住民人口数と住民売上額の関係
　　　　　　※人口情報は市場サイトより、売上額はAPIより取得したデータ

とある街のデータ

上のグラフは、とある街の住民人口と売り上げ額の時間経過です。傾向としては、住民人口が増えるにつれて、売り上げ額も上がっていくことが確認できます。これは人口と売り上げ額が強い相関を示すことから自明なのですが、一方で増加割合が一定ではなく、売り上げが減少している日も散見されます。
人口と売り上げ額はそれなりに追従するものの、その変化が完璧に一致している、というわけではありません。にも関わらず強い相関を示すのは、一方の変化が他方の変化によって決定されているからだと考えられます。
下のグラフに着目してみましょう。下のグラフは、人口と売り上げ額それぞれの増減を示しています。さらに、近似直線(y=627x+83191)からどのくらいずれているかをオレンジの折れ線で表示しています。
このグラフから、人口によって決定される売り上げ額と、実際の売り上げ額とのずれがゼロになるように調整されているようすが確認されます。言い換えると、売り上げ額を増やすような棚売りをすればずれが大きくなり、そのずれがゼロに近づくように人口が増やされるのではないでしょうか。